2014年11月16日 - 中央区の税理士による起業開業を応援するブログ
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更正の請求

更正の請求とは、既に税金の申告をしている場合に、その申告した税金の額が過大だった場合または、還付される税金の額を過少に申告した場合に納税者が税務署長に対して税金を戻してくれるように請求する手続きを言います。

つまり、納税者が間違えて多く税金を申告納付した場合でも、請求をすれば返還してもらうことができるのです。

請求の期間は法定申告期限から5年間ですが、裁判などの判決などにより納税額が過大であったことが証明された場合にはその事実が確定した日から2月以内とされています。

なお、5年という請求期間は平成23年12月2日以後に法定申告期限が到来する国税が対象ですので、その前の期間は1年間になります。

また、間違いやすい用語として「更正」があります。これは、税務署長が調査の結果に基づいて納税額に誤りがあった場合に、その税額を変更する処分をいいます。「更正の請求」は納税者がするもので、「更正」は税務署長がするものと覚えるといいと思います。

この更正の請求は、税理士業務を行う上では有効に使うことができます。

例えば、節税のために土地の評価額を下げるような評価方法を利用したいと考えたときに、課税庁の判断でその評価方法が否定される可能性があるならば、そのまま申告すると、延滞税や加算税を払わなくてはならないかも知れません。

しかし、とりあえず節税の為の評価方法を使わずに申告をして、後から更正の請求を行った場合には延滞税や加算税のリスクを負わずにその評価方法を試すことができます。

もしかしたら、過去の申告を見直すことによって、取り戻せる税金があるかも知れませんので、平成23年12月2日以後の申告については一度見直してみるのもいいかも知れません。

三田潤一税理士事務所
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