格差社会を考える - 中央区の税理士による起業開業を応援するブログ
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格差社会を考える

パートやアルバイトとして働き、不安定な収入のフリーターや、派遣として雇われる人を非正規雇用者といいますが、全体に占めるその割合は昭和59年には15.3%だったものが、平成27年には37.5%に増加しています。

非正規雇用者の増加の原因の一つとして考えられるのは、企業が正社員の採用を控え、柔軟に人員の調整ができる雇用を求めたことにあります。

正社員と非正規雇用者の違いは、その収入だけでなく、社会保険などの待遇や教育制度にも表れてきます。

そのため、生涯に企業から受け取ることができる所得には大きな差があり、これが格差社会を作る原因となっています。

企業の側としては、海外の安い労働力を利用したほうが製品を安く作ることができたり、派遣社員やアルバイトを雇う方が景気の悪化に対して人員の調整を図ることができるというメリットのため、正社員を雇うことには消極的な部分もあります。

また、法制度においても、派遣会社へ払う人件費は外注費となり、消費税法上有利な扱いとなります。また、社会保険についても、パートやアルバイトは加入条件を満たさなければ社会保険に加入させなくてもよくなっているという問題もあります。

企業はもちろん、利益を出していかなくては存続することができませんので、雇用調整で対策を行うのはしょうがないことなのかもしれません。

しかし、法律においては労働基準法や税法の面から正規社員を増やす整備を包括的に行う必要があると思います。

また、一方では個人的な努力も必要なことは言うまでもありません。資本主義社会にいる以上は能力のある人材が必要とされるのは当然のことで、国や会社に求めるだけでなく個人は自分自身の能力を高め、忍耐力を養うことが重要です。

そのように、企業側と個人が歩み寄り、正社員として働く人を増やしていくことが、格差社会の改善につながるのではないでしょうか。

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